自閉症 、発達障害

アメリカ自閉症研究協会が行った患者の両親による治療評価アンケートによると、最も効果が上がった治療は食事改善デトックス、そしてメチレーションです。

つまり、腸内環境の悪化を食事にて改善し、ビタミン・ミネラルバランスを整えたまっている重金属を解毒し、その後に神経伝達物質を作り出すメチレーション回路を回すのです。

メチレーション治療の第一人者の一人であるエイミーヤスコ医師は、この治療法を正しく行うことで、ほとんどの自閉症を治療することができるとしています。

ここでは、それぞれの分野について詳しく書いてある書籍をご紹介します。

食事改善の本

自閉症の子供の腸内で神経伝達物質を狂わせる物質が作られている事を発見し、報告したのが、米国疾患コントロールセンターで自閉症、精神疾患についての研究を行っていたウイリアム・ショー博士です。

彼は、グレートプレインズ研究所を設立し、そのような物質がどのくらい作られているかがわかる検査を開発しました。

この有機酸検査は世界中のバイオロジカルクリニックで取り入れられています。

彼が腸内環境改善の重要性と具体的な方法について書いたのがこの本です。

自閉症と広汎性発達障害の生物学的治療法  

★★★自閉症と広汎性発達障害の生物学的治療法  

ウィリアム ショー
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腸内環境を検査する重要性にはじまり、使う薬やサプリメントまで具体的な内容が書かれています。

検査の見方や、食事、サプリメント指導、食物アレルギー検査などの具体的方法を知りたい方はこちらのDVDがよいでしょう。

ウイリアム・ショー博士による検査の見方と臨床応用について解説したDVDです。

自閉症の治療には食事改善がかかせません。
いくつかの本を購入し、理解を深めることが大切です。

これは発達障害児専門の栄養カウンセラーである著者の本ですが、具体的に必要なサプリメント、食事まで踏み込んで書いてあります。
わかりやすさ、実践しやすさも断トツだと思います。

★★★発達障害の子どもが変わる食事
ジュリー マシューズ
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デトックスの本

大森先生は独自のプロトコールを用いて実際にデトックス治療を行っているパイオニアです。

この本には、
「なぜ子供の落ち着きがないのか?」 「なぜ目を合わせられないのか?」 「なぜ言葉が出ないのか?」
の理由が理論的に語られています。

★★発達障害を治す  
大森 隆史
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メチレーションの本

自閉症に効果が見られたと両親が評価したサプリメント第1位はSAMe(サミー)(66%が効果が見られたと評価)ですが、悪化した(と両親が評価した)サプリメント第1位もSAMe(15%)でした。

SAMeは神経伝達物質の代謝を促し、解毒を促進する強力なメチル供与体です。

自閉症児の多くはメチル基が不足していますので、投与により劇的な効果が見られる場合もあります。

しかし、外来でSAMeを処方されたお子さんが翌日に、家の車をぼこぼこにしてしまったという話もあります。

SAMeにより興奮性神経伝達物質が増えすぎたために起きた現象です。

これは、「 認知症にアリセプトを多く出したら、徘徊がひどくなった」というのと全く一緒の話です。

他にビタミンB12(63%)や、葉酸(42%)も同様に効果が見られる栄養素ですが、

これらは全てメチレーション回路を回し、メチル基を作り出します。

だからこれらの栄養素は、1種類ずつ足しながら、少しずつ増量しなくてはなりません。

そのような、メチレーション回路について遺伝子検査の読み方と対処法を教えてくれるのがこの本です。

★★デトックスで治す自閉症
ゲーリー ゴードン , エーミー ヤスコ
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★★自閉症 回復への道しるべ
エーミー ヤスコ
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メチレーションについてさらに詳しく知りたい方は、メチレーションの第一人者ベン・リンチ博士のこのビデオがよいでしょう。(治療のプロ向けです)

★★メチレーションとニュートリジェノミクス・セミナーhttp://ikashika.org/mthfr/